胃カメラ|桂内科(消化器)クリニック|浦和駅北口徒歩3分の内科・消化器内科、土日のがん検診、特定健診

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胃カメラ

胃カメラ|桂内科(消化器)クリニック|浦和駅北口徒歩3分の内科・消化器内科、土日のがん検診、特定健診

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ/胃内視鏡検査)

上部消化管内視鏡検査とは、一般に「胃カメラ」と呼ばれている検査のことで、胃がんの早期発見のほか、食道がん、十二指腸がん、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍・慢性ピロリ胃炎などの様々な病気を診断することができます。口や鼻から先端にCCDカメラが搭載された内視鏡を挿入し、上部消化管(食道・胃・十二指腸)を直接観察できるため、バリウム検査に比べて微小な病変の発見に優れています。検査では必要に応じて内視鏡先端部から出てくる鉗子(かんし)を操作し、病理診断用の組織を採取したり(生検)、ポリープなどを切除したりすることもあります。また、出血部位を止血することもあります。組織採取などが特になければ、検査時間は5〜10分程度です。短い時間の中で精度の高い診断を行なっています。胃内視鏡検査は辛くてこわい検査というイメージを持たれる方が多いのも事実ですが、現在は、医療技術や内視鏡機器が進歩し、苦痛を和らげる選択肢があります。当院では、苦痛なく安心して内視鏡検査を受けていただけるよう工夫を施し、患者さん一人ひとりにあった検査方法をご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。細径のスコープは5.8mmです。鼻腔から挿入することが多いですが、口から挿入することも可能です。コロナの検査をして鼻が痛かったかた、アレルギー性鼻炎で鼻が詰まっているかたは細径のスコープを経口からの挿入をおすすめします。また鎮静剤を使用すれば、意識がなく終わることも可能です。当院では追加の料金はいただいていません。普通径のスコープは9.8mmです。画像強調拡大内視鏡により早期胃がん、早期食道がんの診断に効果的です。以前、胃がんになった方、萎縮性胃炎が高度の方は、胃がんのリスクが高いため、画像強調拡大内視鏡をお勧めしています。

苦痛を軽減する胃内視鏡検査の特徴

嘔吐反応を軽減する細径内視鏡

口から挿入する内視鏡検査で苦痛に感じる原因の一つが、嘔吐反射(オエーッとなる“えずき”の反射)です。挿入時に内視鏡が舌の根元に触れることで起こりますが、外径(5.8ミリ程度)の細い内視鏡を使用することで、この嘔吐反射を最小限にすることができます。鼻からの挿入の方が理屈的には嘔吐反射は少ないと思います。鼻炎で鼻が狭くなっている方は、細径スコープを口から挿入する方法もあります。

鼻からの胃内視鏡検査

鼻から細い内視鏡を挿入する経鼻内視鏡検査では、内視鏡が舌の根元に触れることなく進みますので、嘔吐反射が起こりにくくなります。また、検査中は医師や看護師と会話ができ、安心感が高まります。内視鏡中、医師がだまっていると心配になる方はいませんか?当院では医師が説明しながら内視鏡を行うことによって、安心感が増すかなと思っています。例えば「今、胃の奥の方を見ています。今のことろがん疑いはありませんよ。ちょっとここ苦しいかもしれません。頑張ってください。頑張っていただいたおかげでいい検査ができました。詳細な観察ができました。」など。

眠ったままでの検査も可能

ご希望によって、少量の鎮静剤(静脈麻酔)にて眠ったまま検査を受けることも可能です。この鎮静剤を用いた内視鏡検査には、2つの大きなメリットがあります。まず、「苦痛が限りなく少ない」ということです。胃内視鏡検査では体質などにより嘔吐反射や咳などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、眠っている状態で検査を行うため、このような苦痛を感じることなく終了します。嘔吐反射が強い患者さんにとって大きなメリットといえます。鎮静薬の使用は検査を実施する内視鏡医にとっても大きなメリットがあります。鎮静剤の使用により、喉や身体の力が抜けることで、内視鏡の挿入や消化管の観察自体をスムーズに行うことができるため、検査の質の向上につながります。検査終了後は、鎮静剤の効果が切れるまでリカバリールームでしばらく休憩していただくため、安心してご帰宅できます(鎮静剤を使用した場合、自動車、バイク、自転車などの運転はできませんのでご注意ください)。

感染症に十分配慮した安心できる内視鏡検査

使用する内視鏡や処置具は、日本消化器内視鏡学会が定めているガイドラインに準拠した消毒衛生管理を実施しておりますので、安心して検査を受けていただけます。

胃内視鏡検査はこのような方にお勧めです

  • 何かしらの症状がある方
    ・胸やけ、胸のつかえ・痛み、のどの違和感(痛み)、慢性の咳
    ・胃もたれ、食欲不振、上腹部やみぞおちの痛み
    ・口の中が酸っぱい、苦い
    ・貧血がある、黒い便が出た
    ・過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍になったことがある
  • 40歳以上で一度も胃内視鏡検査を受けたことがない方
    40歳を越えると、一般的に胃がんの罹患率が上昇するといわれています。
    胃がんは早期発見・早期治療が何より重要です。年に一度は、胃内視鏡検査をご検討ください。
  • 検診や人間ドックのバリウム検査で異常を指摘された方
  • 健康診断でピロリ菌を指摘された方
  • 血縁者に胃がんになった人がいる方

胃内視鏡検査でわかる代表的な疾患

  • 逆流性食道炎
  • バレット食道
  • 食道がん
  • 慢性胃炎(萎縮性胃炎)
  • 胃ポリープ
  • 胃・十二指腸潰瘍
  • 胃がん
  • 十二指腸がん
  • ヘリコバクター・ピロリ感染症
  • 粘膜下腫瘍
  • 消化管悪性リンパ腫
  • 好酸球性食道炎

胃内視鏡検査の流れ

1

検査予約

胃内視鏡検査をご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察した後に予約をします。

外来受診せずに内視鏡をできる場合がございます。お電話にてご相談ください。048-825-7770

2

検査数日前

抗血栓薬や糖尿病のくすりなど、数日前からなど休薬する場合があります。くすりによって休薬期間は違います。検査の予約のときにご説明いたします。抗血栓薬を内服のまま内視鏡する場合は、生検ができない場合があります。

3

検査前日

夕食は21時までに済ませてください。水、お茶、スポーツドリンクは夜も飲んでいただいて結構です。

4

検査当日

休薬を指示されたくすり以外の、いつも内服しているお薬はいつも通り飲んで下さい。検査の1時間前までは、水、お茶、スポーツドリンクは飲んでも大丈夫です。

5

検査

泡を消す粘液除去液を内服し、喉麻酔または鼻腔麻酔をしたあと、左側を下にして検査ベッドに横になっていただきます。鎮静剤を注射しリラックスした状態で検査を受けていただきます(鎮静剤を希望されない場合、注射はありません)。 ※検査時間:5~10分程度

6

検査後

検査終了後はリカバリールームで休憩いただき、その後、医師より検査結果について説明があります(鎮静剤を使用しない場合はリカバリールームでの休憩は必要ありません)。鎮静剤を使用した場合、車等の運転はできませんのでご注意ください。

胃内視鏡検査の費用

【保険診療】

検査の内容 1割負担 3割負担
胃カメラ(観察のみ) 約2,000円 約5,000円
胃カメラ+病理組織検査 約3,000円〜4500円 約9,000円〜13,000円
ピロリ菌検査費用 追加+約600円 追加+約1,800円

・上記費用とは別に、初・再診料などが必要です。

・病理組織検査は、組織を取った部位によって保険点数(料金)が異なります。