大腸カメラ|桂内科(消化器)クリニック|浦和駅西口徒歩4分の内科・消化器内科

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大腸カメラ

大腸カメラ|桂内科(消化器)クリニック|浦和駅西口徒歩4分の内科・消化器内科

下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ/大腸内視鏡検査)

下部消化管内視鏡検査とは、一般に「大腸カメラ」と呼ばれている検査のことで、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸(一部小腸)を調べて、炎症、大腸ポリープ、大腸がんの有無などを診断することができます。検査の際には必要に応じて、大腸ポリープを切除したり、組織の一部を採取(生検)したりします。内視鏡で行う治療には内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)などがあります。大腸がんの発症には加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。そのため、良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防につながります。また、大腸がんはかなり進行しないと自覚症状が現れにくいという特徴があるため、早期発見のためには症状のない段階から定期的に大腸内視鏡検査を受けることが有効です。当院では大腸内視鏡検査に対する「つらい」「苦しい」「痛い」「恥ずかしい」というイメージや検査に対する不安を解消できるような環境をめざし、1人でも多くの方に定期的に大腸内視鏡検査を受けていただき、地域の方々の大腸疾患の早期発見と治療に貢献したいと考えています。健康診断で便潜血反応陽性になった方、あるいは日ごろから便や腸などに不安がある方は、お気軽にご相談ください。

苦痛を軽減する大腸内視鏡検査の特徴

前処置の工夫

大腸内視鏡検査は、腸管洗浄液(下剤)によって腸内をきれいにする必要があります。この下剤による前処置が、大腸内視鏡が大変といわれる要因の一つにもなっています。当院では少しでも楽な環境、楽な方法で前処置を行っていただけるように工夫をしています。

  • 前日は便のカスが残りにくい軽い食事・大腸検査食を取ります。前日の夜9時に下剤を内服します。(便秘の方は2-3日前から下剤の内服がよいでしょう。)検査当日は、腸管洗浄液を内服します。10分に1杯ずつ、コップ10杯を2時間かけてゆっくりと飲みましょう。スポーツドリンクと同じ味がします。トイレに数回行って、大腸の中をスッカラカンにしていただきます。腸管洗浄液の内服は自宅または院内で行います。自宅ですと、自分の家のトイレで排便ができる安心感があります。院内ですと、看護師と話しをしながら内服できる安心感があります。当院ではどちらにも対応しています。

眠った状態での検査も可能

鎮静剤(静脈麻酔)にて眠ったまま検査を受けることも可能です。鎮静剤を用いた内視鏡検査の大きな目的は「不安」や「苦痛」の軽減です。大腸内視鏡検査では腸の中に空気を入れるためお腹の張りや吐き気などで苦しんでしまう方もいらっしゃいますが、鎮静剤を使用することで、そのような症状が緩和できます。鎮静の程度を調整することも可能で、検査に対して不安や恐怖心が強い方は「ぐっすりと眠った状態」に、検査画面を一緒に見たいという方は「苦痛を取り除く程度の状態」に、というように患者さんの状態やご希望に合わせて検査を行うことができます。鎮静剤の使用は検査を実施する内視鏡医にとってもメリットがあります。大腸内視鏡検査では、緊張してお腹に力が入ることで痛みが生じやすく、蠕動運動で腸も動いてしまうため、内視鏡が奥に進みにくくなることがあります。鎮静剤の使用により、身体の力が抜けリラックスした状態になることで、内視鏡の挿入や大腸の観察自体をスムーズに行うことができるため、検査の質の向上につながります。

鎮静剤が強く推奨される方

  • 大腸内視鏡検査を初めて受ける方
  • 大腸内視鏡検査に不安や恐怖心を強く持たれている方
  • 以前受けた大腸内視鏡検査で、強い痛みや苦痛を経験された方
  • 腹部の手術をされたことがある方(腸が癒着している可能性があり、強い痛みを生じることがあります)

検査終了後は、鎮静剤の効果が切れるまでリカバリールームでしばらく休憩していただくため、安心してご帰宅できます(鎮静剤を使用した場合、自動車、バイク、自転車などの運転はできませんのでご注意ください)。

大腸内視鏡検査はこのような方にお勧めです

  • 血便がある方(出血は痔によるものと思っていても一度確認しておくことをお勧めします)
  • お腹が張って腹痛も伴う方
  • 下痢や便秘がひどい方
  • 健康診断などで便潜血反応が陽性だった方
  • 過去に大腸ポリープがあった方
  • 血縁者に大腸がんになった人がいる方
  • 40歳を過ぎて一度も大腸内視鏡検査をしたことない方
  • 糖尿病
  • 肥満の方

大腸内視鏡検査でわかる代表的な疾患

  • 大腸ポリープ
  • 大腸がん
  • 炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
  • 大腸憩室症
  • 粘膜下腫瘍
  • 虚血性大腸炎
  • 痔核
  • 急性虫垂炎

大腸内視鏡検査の流れ

1

検査予約

大腸内視鏡検査をご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします。

2

検査数日前

抗血栓薬や糖尿病のくすりは検査前日または数日前から中止する場合があります。休薬の日数はくすりによって違いがあります。予約のときにご説明いたします。

3

検査前日

便のカスが残りにくい軽い食事・大腸検査食を取っていただきます。夜9時ころに下剤を内服します。水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。

4

検査当日

血圧のくすりなどは当日内服してください。水、お茶、スポーツドリンクは飲んでも大丈夫です。腸管洗浄液内服後は、進んで、水、お茶、スポーツドリンクを飲んで下さい。

5

検査

検査着に着替えて、検査ベッドに横になっていただきます。鎮静剤を注射してリラックスした状態で検査を受けていただきます。

6

検査後

検査後 鎮静剤を使用して大腸検査を行った場合はリカバリールームで休んでいただきます。(鎮静剤を使用しなかった場合は、リカバリールームでの休憩の必要はありません)。鎮静剤を使用した場合は、車などの運転は当日はできませんのでご注意ください。ポリープの切除を行わなかった場合は、夕食は普通で結構ですが、腸がビックリしていることもありますので、軽めの食事をお勧めします。またポリープを切除した場合は、軽い食事にして下さい。1週間ほどは出血する危険がありますので、アルコールや運動、旅行は控えてください。

大腸内視鏡検査の費用

【保険診療】

検査の内容 1割負担 3割負担
大腸カメラ(観察のみ) 約2,500円 約7,500円
大腸カメラ+病理組織検査

約3,500円〜5,000円

約10,000円〜16,000円
大腸ポリープ切除 約8,000円〜10,000円 約20,000円〜28,000円

(税込)

・上記費用とは別に、初・再診料や前処置の薬剤費が必要です。

・病理組織検査やポリープ切除は、組織やポリープを取った部位や大きさによって保険点数(料金)が異なります。

・大腸ポリープ切除は、内視鏡で行いますが日帰り手術に該当します。該当する民間保険に加入されいてる場合は、診断書をご提出ください。